クラミジア治療は何科で受けられる?

性病の中でも一番感染する率の高いクラミジアは、いつ何時自分に降りかかってくるかわからない感染症です。
おおよそ一回の性交渉で50%の確率で感染してしまうという感染率の高さも相まり、最近では若者の間での増加率が問題となっています。

男性ならば尿道炎として比較的気付きやすいのですが、女性では自覚症状に乏しい場合も多く、骨盤炎など重症化したり、妊娠してからの検査で初めて判明するということもあるようです。

病原菌であるクラミジア・トラコマティスは粘膜に感染する病原菌のため、咽頭や肛門にも症状が現れることがあります。
炎症を引き起こした結果、不妊に繋がる可能性もある、治療が必要な病気です。

受診する科ですが、女性ならば婦人科になります。
男性ならば泌尿器科を選択します。
感染部位が、女性の場合性器であるのに対して、男性は尿道や膀胱になるためです。

また疑う部位が咽頭であれば耳鼻咽喉科を選択します。
先述したように、クラミジアは喉の粘膜にも感染するため、オーラルセックスをした場合は考慮に入れなければいけません。
キス程度では感染しないと言われています。

病院によっては無い場所も多いですが、性病科か感染症内科でも治療を受けることが可能です。

クラミジアは細菌の一種ですので、治療は抗菌薬を服用して行います。
何もせずに自然治癒は難しい病気です。

マクロライド系抗生物質のジスロマックや、ニューキノロン系のクラビットなどがポピュラーな選択薬です。

しかし近頃ではそれらの薬剤に耐性を持ったクラミジアも増えてきており、その場合は別の抗生剤を使う必要が出てきます。
ジスロマックもクラビットも優れた薬ですが、いい加減な治療方法ではその真価を発揮できません。
適切な期間、適切な量を服用することが、クラミジア治療においてとても大切になります。

治療する際は、パートナーも一緒に治療しなければなりません。
せっかく治療が終わっても、クラミジア保菌者と性交渉をすれば、また感染してしまうからです。

内服が終了した後、一定期間を置いて再度粘膜の検査を行い、そこにクラミジアがいなくなっていれば治療完了です。

クラミジアに感染してから症状が出るまでの時間

性病には潜伏期間というものがあります。
感染してから発症するまでの時間のことを言い、これが長ければ長いほど感染に気付けない時間が長くなってしまいます。
しかもこの間は感染していても発症していないために、潜伏期間中の性病検査では反応が現れず、陰性となる場合も多いです。

クラミジアの潜伏期間は一週間から三週間程度です。
その間、まだ発症していなくとも、他の人に感染させてしまう危険性はあるので注意が必要です。

同じ性感染症である淋病などに比べて潜伏期間が長いので、クラミジアの感染が広がってしまう原因の一つになっています。

発症した場合の症状として、男女に共通するのはまずは膀胱炎です。
トイレを我慢しにくくなり、排尿する回数が増え、排尿時に下腹部が痛くなります。
また排尿しても残尿感が残ります。
咽頭感染であれば、喉の違和感や痛み、膿が出てくるなどの症状になります。
肛門への感染でも、痛みや腫れ、膿むなどの症状が起きます。

男性であれば排尿時に陰部に痛みを伴ったり、膿が尿道口から出てくるなどと言ったものが挙げられます。
睾丸が腫れたり、または陰部全体の痛みとして発症することもあります。

女性の症状としては、おりものが水っぽくなって増える、膿のようになったり血が混じるなどがあります。
また子宮へ感染が及ぶと、発熱や下腹部痛、腰痛などが起こります。
更に骨盤の中に感染が広がった場合は、急性腹膜炎を発症するため強い腹痛と高熱に見舞われます。
意識が悪くなることもあるので、医療機関の受診が急がれます。

クラミジアの検査は病院で行う以外にも、HIVや淋病とともに保健所で無料で受けることができます。
ただし、HIVは毎日行われているのに対し、クラミジアと淋病は日数が限られていますので、事前にホームページなどで調べた方が無難です。

また郵送するタイプの検査キットなどもあります。
周囲に知られたくないなどの場合は、選択肢としてありがたいでしょう。