尖圭コンジローマの完治までの期間はどのくらい?

尖圭コンジローマはHPV(ヒトパピローマウイルス)が原因の、人の性器への感染する性病です。
殆どのケースは性交又は類似行為によって感染し、一定の潜伏期間を経て発症します。
HPVは性交以外にも皮膚接触や粘膜接触で感染することもあり、傷などから侵入すると基底細胞などに感染します。
基底細胞などは分裂するので、ウィルスも増殖することになります。
治療には通常、軟膏治療が適用されます。
完治率は男女に違いがあります。

視診で感染を確認できるまでには、3週間から数カ月を要し、長ければ8ヶ月位かかることもあります。
平均すると約3ヶ月で、原因を特定するのが難しくなるものです。
陰部から陰部に伝染するケースが殆どで、湿った外陰部や肛門の周辺で増殖します。
症状が出るまでの潜伏期間も長く、6ヶ月ほどかかった例もあります。
一般的には2.3ヶ月で発症すると言われています。

尖圭コンジローマのHPVとガンの原因のそれとは、基本的に異なっています。
発がん性のものは悪性型となり、尖圭コンジローマは6型又は11型となります。
HPVは90種類以上遺伝子型が解明されており、性器病変などが特定されています。
その中には子宮頸癌のリスク型など、女性にとって発症リスクが高いものも含まれます。
妊婦がHPVに感染すると、母子感染をきたすこともあります。

尖圭コンジローマは性感染症であることから、殆どのケースは性活動が旺盛な世代にみられます。
但し近年では性体験の低年齢化にともない、10代の女性にも認められる症例となっています。
この病気は良性腫瘍であるため、自然治癒することもあります。
それでもHPV16や18、52や58型などは子宮頸癌の要因になることもあります。

尖圭コンジローマの自覚症状としては、男女とも先が尖ったイボが性器周辺に発生します。
男性の場合は陰茎の亀頭や包皮、陰茎裏などです。
女性の場合は大小陰唇をはじめ、膣前庭や子宮頸部に発生します。
加えて男女ともに、肛門の周辺や尿道口にも度々発生することが確認されています。

尖圭コンジローマの自然治癒も可能?

尖圭コンジローマの症状としてはイボが認められるだけ、痛みや痒みなどの自覚症状が殆どありません。
但しイボの大きさや発生部位によっては、疼痛や痒みを覚える場合もあります。
症状によっては性交時に痛みがあったり、出血したりすることもあります。
摩擦などの激しい接触によって出血しやすく、2次感染によってただれたりします。
同性愛者の場合は、肛門内に発症することが多くなっています。

性病となるHPVには疾患や感染部位に応じて皮膚型やEV症型、そして性器・粘膜型に分類されます。
皮膚型は皮膚に発生することで、疣贅疾患の原因となります。
皮膚型は尋常性イボであり、EV症型は皮膚にイボが多発するものです。
日光に当たりすぎると、癌化する可能性も指摘されています。
性器・粘膜型は性感染症の原因となるHPVで、尖圭コンジローマを引きおこす6型や11型が代表的です。

性交渉などでHPVが傷口などから侵入すると、表皮の基底細胞に感染します。
そこで自己増殖を初めて、イボなどの原因になるわけです。
ウイルス抗原などはイボの上層部にのみ認められるので、粒子の生成は上皮の分化機構を利用していることが分かりました。
統計によれば子宮頚部のイボは1~2割が進行することになり、それ以外は自然治癒することが明らかにされています。
進行性の高いものとしては16型や18型、そして31型だと言われています。
軟膏治療での完治率は、男性が約7割で女性が約6割という結果が出ているわけです。
完治期間には個人差がありますが、概ね3~4ヶ月が目安となります。

尖圭コンジローマを診断するには、原因ウイルスであるHPVの特定が有効です。
但しHPVの分離と培養は現代医学を持ってしても実現できていないので、ウイルスのDNAを解析するしかありません。
一般的には病変部を採取して、ハイブリットキャプチャー法などで検出しています。
ハイブリットキャプチャー法では良性型の5種類と、悪性型の13種類を同時に検出することが可能です。